11/07 (月)、ガールフレンズβにロジャー先生がコーチングに来てくださいました。レポートを上げておきます(by こんきち)。
ロジャー先生のコーチングは去年の11月にも受けており、ほぼ1年振りでした。10/30 の the Lockers 主催バーバーショップ・フェスティバルでの本番も聴いていただいて、1年前よりも良くなっているよと褒めて頂きました。ばんざーい \(^o^)/
初めてだった去年は主に声の出し方についてのアドバイスをたくさん頂きました。今回は前より大分良くはなっているけど、やはり warm air が常に前に流れるように、いつも nice & tall を心がけて、歌い出す前にポジションができているように、すべての音で自動的に同じポジションを保っていられるように。 と度々注意を促されました。母音は口の中で作るのであって、口先を動かしすぎてはいけない。
今回は声の出し方の他に「聞いている人にどんなことを訴えたいのか」のお話もたくさん頂きました。題材は「Deed I Do Medley」。まず聞いて頂いた時の感想は「自分に向かって音をぶつけて来られてる感じがする」でした(笑)あとは「手が動きすぎ」とも言われました。ワヤワヤ動くと見ている方は目が泳いじゃうので、手は体の付属物として自由にさせておいて、大事なところで動きを入れる程度に。
「 Put your arms around me honey」の部分では、私たちは「べちゃくちゃ女子トーク」というイメージを抱いていたのですが、ロジャー先生はそこに「何故?」と疑問を抱かれました。歌詞の内容は「私を抱きしめて!見つめられるとドキドキしちゃう」みたいな感じなので、それぞれみんな初恋の時のハグを(初恋が遠い昔過ぎて思い出せないなら一番印象的なヤツを)思い出しながら歌って、と。具体的なことを思いながら歌ったほうが聴衆になにかが伝わりやすい。
(恋愛経験が非常に乏しくて自らの経験を思い出すことが困難な筆者でも、具体的なことを想像したほうが歌になにかが乗りやすいのは確かだなーと思いました。)
しかし今回はこの曲になにかコミカルな振り付けを考えて欲しい!というすうじぃ嬢の希望があり、現在コメディを得意とするカルテットで歌っておられるロジャー先生も「お客さんに笑ってもらうのも大事だよね」とご賛同くださったので、甘い初恋という部分は完全にぶち壊して(「totally destroy」)これ以降コーチングはひたすらお笑いの方向に進んでいくのでした。
だんちゃんは歌いながら「crazy bass」という役割を演じてあっちゃんと絡んだりするのですが、ここでロジャー先生から頂いた言葉が「コメディーはタイミングがすべて(comedy is all about timing)」。今回一番印象に残った言葉でした(←いやそれはどうか)
で、コメディーのほうに夢中になっていると母音の響きや声のポジションのことを忘れてしまうので、時折そちらに注意が促されます。子音を外して母音だけを音程無しで全員で言ってみる練習もはさんだり。しかし口を動かしすぎず母音を整えることに気が行き過ぎると今度は無表情になったりモゴモゴ聞こえたりしてしまいがちなので、そこはちゃんと喋るように歌いましょう…ああCPU不足。
英語の母音発音を練習するうまい方法はなにかあるかというあっちゃんの質問に対しては、結局「英語を喋る」練習でしょうというお答えが来ました。ひとつひとつの発音が正しくても、フレーズとして流れていないと不自然になるので、喋るように歌う。声も作りすぎないで、喋るような声で歌いましょう。
発音と発声は自動的にできてる、というところまで行ければもっと色々楽しいだろうなあと思うのでした。
それにしてもあっちゃんは顔芸も達者で感心しきりでした。やはり優れた歌い手は演技力もあるものですねー。
勿論この日も afterglow は「隣の中華」でした。ロジャー先生、ありがとうございました!